より良く生きる知恵

言葉には力があります

投稿日:2018年1月2日 更新日:

Ben_Kerckx / Pixabay

人は言葉を食べて生きています。

昔、ある国の王様が、人間がなぜ言葉を話せるのかを知ろうとして、赤ちゃんになにも語りかけてはならないという実験をしたところ、赤ちゃんは死んでしまったという話を聞いたことがあります。

人は言葉を食べて生きているのでしょう。それも愛の言葉を。

あかちゃんは無条件に愛され、大切にされます。

なにもできずに寝たままでも、お母さんにも、赤ちゃんの周りにいる人にも、愛され続けます。

たとえ大きな声で泣いても、周りの人々は我慢してくれるでしょう。

むしろ「どうしたの」とあやしてくれます。

赤ちゃんが紙おむつを汚し、夜中でもミルクをほしがっても、赤ちゃんは愛され続けるのです。

この地上に生きている人はすべて、赤ちゃんでした。

だれもが無条件の愛を経験してきたのです。もちろん、あなたも。

この無条件の愛を体験しなければ、人は生きられません。

すべての人は、そのありのままで愛されてきたのです。

ところが、いつのまにかこの無条件の愛に、条件がつき始めます。

小学校にいくあたりから、クラスの友達と比べられたり、点数で競わされることが始まります。

学校が決めた基準で計られて、評価されるということが始まります。

人と比べられて、点数で評価されて、「あなたはだめだね」という言葉を聞かされ始めます。そういう言葉を食べ始めてしまうのです。

この「あなたはだめだ」という言葉を食べ続けるなら、

「自分はだめなんだ」というセルフイメージができあがってしまいます。

言葉には力があるのです。その人を活かす力も殺す力もあるのです。

人はいくつになっても、愛され、認められ、受け入れられ、ゆるされる言葉を聞く必要があります。

否定され、責めるような言葉を聞き続けるなら、心が弱り果ててしまうのです。

人が言ってくれなくても、自分で自分に向かって

「わたしは素晴らしい」

「わたしには価値がある」

「わたしは愛されている」

「感謝します」「ありがとう」

そういうポジティブな言葉を語り続けることです。

言葉には力があるのです。

人は一日のうちに、心のなかで数え切れないくらい自分に向かって語っています。

それをセルフトークといいます。気がついていなくても、人は心のなかで語り続けているのです。

その言葉を、赤ちゃんに向かって語りかけるように、無条件に愛し、褒めて、受け入れる言葉にしていくのです。

言い方を、たとえば「だめだな」といわないで、「自分らしくないな」と言い換えることです。

「どうせ」とか「だめだ」という言葉を使わないことです。

「きっと大丈夫」「わたしにはできる」と言うことです。

たとえできても、できなくても

「わたしはここにいるだけで、素晴らしい」

「これでいいんだ、大丈夫」と言うのです。

感情が伴わなくても構いません。本当にそう思えなくてもいいのです。

言葉には力があります。潜在意識に働きかける力があります。

言葉を大切にしてみましょう。

やがて心の中から、しずかな喜びが湧いてくることでしょう。

 

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  1. chamanico より:

    素晴らしい、の一言です。

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執筆者について

執筆者:しゅういち

東京、山形などで牧師をし、現在は東京都小平市の花小金井キリスト教会で牧師をしています。牧師になるまえは、プロの吹奏楽団で仕事をしていました。

世界のベストセラーである「聖書」から、毎週日曜日、わかりやすくおはなししています。教会のホームページもどうぞご覧ください。

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