私は今50代です。振り返ってみると、公務員、アルバイト、教会での働き、そして牧師と、一般的には「異色」と言えるキャリアを歩んできました。
キャリアの変遷
13年間務めた公務員を30代で退職し、一時期はアルバイト生活を送りました。その間、夜学で神学を学び、その後複数の教会で働く機会を得て、現在は東京の教会で牧師として働いています。
現代社会における転職と失業のリスク
2024年の今、終身雇用はほぼ完全に過去のものとなり、副業・複業が一般化しつつあります。AI技術の進展や産業構造の急速な変化により、誰もが予期せぬキャリアの転換を迫られる可能性があります。
生き抜くための重要なポイント
1. 依存しないマインドの形成
- 一つの会社や職場に100%依存しない考え方を持つ
- 複数の収入源や専門性を持つことを検討する
- デジタルスキルの習得など、時代に即した学びを継続する
2. 人とのつながりの重要性
- オンライン・オフラインでの人脈形成
- SNSなどを活用した情報発信と価値提供
- 金銭だけでない、真の信頼関係の構築
3. レジリエンス(回復力)の育成
- 精神的な強さと柔軟性の確保
- ストレス管理とメンタルヘルスケア
- 信仰や精神性による心の支え
これからの時代を生きるためのアドバイス
- スキルの複線化
- 本業の専門性に加え、副業やフリーランス的なスキルを育てる
- オンラインでの学習機会を活用する
- デジタルリテラシーの向上
- セーフティネットの構築
- 緊急時の資金準備
- 転職に備えたスキルの棚卸し
- 社会保障制度の理解と活用
- コミュニティへの参加
- 教会やコミュニティでの活動
- オンラインコミュニティでの交流
- 異業種交流会への参加
心構えとして大切なこと
焦りは最大の敵です。特に現代社会では、SNSでの見せかけの成功や、周りとの比較に振り回されやすい環境にあります。しかし、自分のペースを守り、地に足をつけて歩むことが重要です。
「捨てる神あれば、拾う神あり」ということわざは、今でも変わらぬ真実を語っています。ただし、「拾う神」を待つだけでなく、自らも積極的に機会を見出し、準備をしておく必要があります。
特に大切なのは:
- 長期的な視点を持つこと
- 焦らず、かつ準備を怠らないこと
- 与えることを忘れないこと
- 信仰やコミュニティによる心の支え
変化の激しい現代だからこそ、不変の価値観と新しい時代への適応力の両方が必要です。教会やコミュニティでの活動は、その両方を養う場として重要な役割を果たすことができます。
心の平安を保ちながら、しなやかに変化に適応していく―それが、これからの時代を生き抜くための知恵ではないでしょうか。
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