より良く生きる知恵 心と体の健康について

失業したら、人生おしまいか?

投稿日:2019年6月18日 更新日:

rebcenter-moscow / Pixabay

 わたしは今50代です。

高校を出て、すぐに公務員として13年働きました。

そして、事情で、次の仕事も決めないままに、30過ぎて公務員をやめ、アルバイト生活をしたことがあります。

 その間、何もしなかったわけではなくて、夜学で神学を学んでいましたので、アルバイト生活を半年ほどしたころに、ある教会から事務として招いていただき、2年間そこで働きました。

 そしてまた、別の教会から主事という立場で招かれて3年、そして牧師という立場になって3年働きました。

 そして、東北の小さな教会に牧師として招かれ8年半働きました。そしてまた、東京の教会に招かれて牧師をしています。

牧師は、教会に集ってくる人々の献金の中から、生活費を得ています。

小さな教会のときには、集まる献金も少ないのですが、他の教会の人々や、わたしを個人的に応援してくれる沢山の人々が、定期的に支援のお金を送ってくださいました。

妻が働いてくれたこともありますが、沢山の人々が、少しづつ献金という形で支えてくれたので、公務員をやめてから20年以上、生活してこれました。

もし、最初の仕事に100%依存し、それを失ったら生きられないと、心理的に会社にすがっていたなら、今頃どんな人生をいきていただろうかと思います。

会社は絶対の神ではないのですから、なくなることもあるし、すてられることもあるからです。

なんの心とスキルの備えのないままに、失業してしまい、失望しきっていたかもしれません。

しかし、日本のことわざにもあるではないですか「捨てる神あれば、拾う神あり」と。

失業という経験はたしかに痛いことです。なんの備えもないまま、次の仕事がすぐに見つからなければ、とたんに、生活に困ることもあるでしょう。

でも、そこですっかり失望してしまって、自暴自棄になったり、焦ってやってはいけないことに手を出したりするか。

または、「拾う神」を信じて、今、できること、すべきことを見極め、忍耐して、試練のなかを、一歩一歩歩めるか。

どちらのマインドかで、その後の人生は大きく変わっていくでしょう。

これからの時代は、産業の構造も大きく移り変わっていく時代です。ゆえに、人生のなかに転職、失業というリスクも、考えておく必要があるでしょう。

大切なのは、そのときになって考えるのではなく、まず、今から会社に100%依存しない「マインド」を持つことです。

終身雇用制の時代は、もうとっくに終わりました。

会社は、命を救ってくれる神ではないことが、はっきりしたわけです。

ですから、たとえ失業したとしても、次の道が開くように、

「ああ、あんな人がいたな」「あの人にきてほしいな」と知っもらうことは大切です。

常に、有益なことを学びつづけ、発信していくことは、これからの時代に生きる人にとって大切なスキルです。

そして人とつながることも重要です。

特に、金の切れ目は円の切れ目、のような人間関係ではない、信頼関係を大切につくることです。

また、そのような出会いの場を大切にすることです。出会いののなかから、思いもしない働きへと、道が開くことがあるからです。

そしてなによりも「焦らないこと」です。

焦っている状態とは、目の前のことしか見えない状態だからです。

目の前のことしか見えなくなると、人は信頼という、時間をかけて大切にそだてなければならない資産を、目の前のことのために捨ててしまうような、愚かなことをするからです。

焦らないためには、自分は目的をもって地上に命が与えられているのだと信じ、

なんとかなると、楽観的に考え、受けるよりも与えるように、生きていくことです。

焦ったり、悲観的になると、自分のために奪うことばかりを考え、結局自滅します。

ですから、焦らず、忍耐し、楽観的に生きるために、このページにある情報を活用してください。

最後に、命を与えた神の愛を信じる、「信仰」には、

焦らないで忍耐できるようにしてくれる力と

状況がどうであれ、楽観的にいきていくために、心にエネルギーを注いでくれるのです。

ですから今のうちから、教会に通い、「マインド」と「心の力」を養われておくことを、強くお勧めします。

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執筆者紹介

しゅういち

牧師をしています。聖書や沢山の人との出会いを通して教えられ、気づいたことを、分かちあっています。

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