2018年1月8日の東京新聞に『「寝たきり社長」の抱く夢』という記事が掲載されていました。
脊髄性筋萎縮症の障害をかかえている、さとう・ひさむ さん(27才)についての記事です。
佐藤さんは「寝たきり社長」というニックネームを名刺に印刷している方。
愛知県東海市にある、ホームページ制作、名刺デザイン、オリジナルスマートフォンカバー制作などを手がける株式会社の社長をしておられるのです。
記事には寝たままで、頭の上1メートルくらいのところに、顔の方に向けられたディスプレーを見ながら、手元のマウスと思われる機器に手を伸ばしている、佐藤さんの写真が掲載されています。
会社を立ち上げたのは、なんと19歳の時。
県立港特別支援学校を卒業したけれども、自分に合う仕事がない。知識や能力はあるが、それを活かす職場環境がない。
普通なら、
「仕方がない、あきらめてできることをして生きていこう」と思うでしょう。
しかし彼は考え方が違うのです。
「それなら自分で会社を立ち上げよう」と考えた。
そして、デザインの才能があるのに、同じ病気で悩む先輩に声をかけ、営業や手続きなどを割り振り、
資金も自分たちで工面。
佐藤さんの夢は、会社を上場企業にすることだそうです。
記事を読んで、感動しました。
できないとあきらめれば、見えなかったあらゆる可能性が、
できると信じるなら、見えてくる。
やはりその人の考え方、マインドが
その人の人生にとって、なによりも大切であることを、
痛感させられた記事でした。