ある時、エリクソンという著名な心理学者のもとを、お金持ちの女性が訪ね
「わたしはお金に困っていませんが、不幸です。寂しくてたまりません」と言いました。
エリクソンはいいました。
「わかりました。あなたは園芸が好きだとききました。
あなたがもっているなにかの名簿に、誕生日が書いてあったら、
誕生日が来た人のところに、あなたが育てた花をきれいなカードを添えておいて来なさい。
誰にも見つからないように。これが宿題です。あなたは幸せな人になりますよ」
老婦人はさっそくこれを実行したところ、しばらくたって、この町は、天使が誕生日にすみれの鉢をお祝いに持ってきてくれると評判になりました。
老婦人は、いつのまにか、幸せを感じている自分に気が付きました。(「今、目の前のことに心をこめなさい」鈴木秀子より)
心がもやもやしているとき、イライラしているとき、
自分や周りの人を責めないで、
むしろ小さな親切というプレゼントをしてみませんか。
「受けるよりも与えるほうが幸いである」聖書