これはもう、タイトルのとおりです。
逆をいえば、
「身近な人を褒める」ことは、日本人のメンタル的に難しいことなのです。
自分の家族のこと。
夫のこと妻のこと。
子供のこと、親のこと。
日本人は、そのような身近な人のことを自慢したりするのは、みっともないことと教えられて育ちます。
むしろ、身内を卑下することで、謙遜を演出する言葉がいくつもあります。
愚妻とか、ドラ息子とか・・・
しかし、そのように一番身近な大切な人を、馬鹿にするような言い方からは、
たとえそれが謙遜さを装うためであっても、決してよいものは生まれません。
そういう言葉を聞かされる方も嫌な思いがしますし、むしろ身内を見下げている「あなた」は随分高慢じゃないかと、嫌悪感を感じさせられるものです。
むしろ、一番身近な家族の良いところを褒め、
妻は、夫は、子どもたちは、わたしの誇りですという言葉を聞いたなら、
その人の中にある深い愛情と、家族への信頼を感じることでしょう。
もし、そのように、身近な人を褒める言葉を聞いたときに、
「身内の自慢なんかして」と感じるとしたら、
人が褒められると、妬んでしまうという、心の狭い、不幸な状態になってしまっているわけですから、
むしろ意識的に、身近な人を褒めることで、心を広げていきましょう。
そしてもっとも身近な人である、
自分自身を褒めてあげることを、忘れずに。