「なぜ、あの人は意地悪をするのだろう」
「どうしてわたしは、意地悪をしてしまうのだろう」
なぜだとおもいますか?
それは、「自分のことがきらい」だからです。
意地悪をする人は、自分のことが嫌いだから、人に意地悪をするのです。
自分は「だめな人間」と心の底で思い込んでいるので、
その自己嫌悪を紛らわせて、自分は価値があると思いたいからこそ、
人に意地悪をしてしまうのです。
利己的な人、自分勝手で自己中心に見える人も、
実は「自分のことがきらい」なので、
自分には価値があると、慰めたくて、自分のことばかりを考えるのです。
利己的な人とは、「自分が嫌いな人」なのです。
ではナルシストはどうなのでしょう。
「自分が大好き」なのではないでしょうか。
でも、よく考えてみてほしいのです。
本当に自分が好きな人は、ナルシストになるでしょうか?
むしろ、本当は自分のことが嫌いで劣等感があるので、
「自分が大好き」という振る舞いをして、自分を慰めているのではないでしょうか?
本人が気づいていてもいなくても、
意地悪な人、利己的な人、ナルシストは、実は「自分のことが嫌いな人たち」
さらに、実は誰かのために何かをする人のなかにも、自分のことが嫌いな人がいます。
だれかに何かをしてあげることで、「だめな自分」ではないことを、認めたいという動機がある人です。
意地悪、自己中心、ナルシスト、利他主義という、不自然な状態から解放されて、
活き活きとした人生を送るためには、どうしたらいいのでしょう。
それは実に簡単なんことです。
「そのままの自分を、ただ好きになればいい」のです。