心と体の健康について 心の弱さを感じる時

睡眠が少ないと太るわけ

投稿日:2019年1月8日 更新日:

睡眠はリズム

RyanMcGuire / Pixabay

最近わたしは、「睡眠」に関する様々な本を読んでいます。

たとえば、心療内科医・医学博士 森下克也さんの書いた

お酒や薬に頼らない「必ず眠れる」技術を読んでみました。

森下先生の本のなかに「睡眠はリズムだ」という章があって、クリニックを訪れる人の中には、不規則な交代勤務のために睡眠時間がバラバラな方がよく訪れるようです。

ちゃんと8時間は寝ているのに頭がすっきりしないとか、うつ病で家から出られず、寝てばかりいる人。

そんな方々が口をそろえて言われるのは「ぐっすり寝た気がしない」「すっきり起きられない」です。

つまり、睡眠は長さだけではなく、質が大切だということなんですね。

睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠があることはよく知られていて、

目が覚めるまでの間に、この二つの睡眠周期がだいたい90分くらいで交互に繰り返されているそうです。

8時間寝たとすると、5回くらいの周期を繰り返していることになるわけですね。

この睡眠のリズムとプロセスが整って朝を迎えるとき、「ああよく寝た」という熟睡感をもって、目覚めることができるわけですね。

この寝ている間のリズムを整えるには、

寝ている間だけであなくて、

「交感神経優位の昼間の活動」

「夜にかけての副交感神経への切り替え」

が大切なのだそうです。

体内時計が狂うと体重が増えるからくり

動物には、体内時計といわれるリズム(概日リズム・サーカディアンリズム)があることは、よく知られています。

概日リズムとは、自律神経、免疫、内分泌ホルモンなど、動物の生命を維持する機能がだいたい24時間の周期で変動を繰り返しているということです。

体内時計といっても、時間を感じている場所があるわけではなくて、外部の光に反応して動き出す一連の神経回路です。

「視交叉上核(しこうさじょうかく)」と呼ばれる、脳内の左右に視神経の交わるあたりにある部位がそれにあたります。

これが光に反応して、リズムの起点を作るのだそうです。

朝の光を視神経を通して、視交叉上核が感じると、体内時計のスイッチが入り、松果体という機関から分泌されていた「メラトニン」という睡眠ホルモンの量が減ります。

メラトニンが減り、反対に、副腎からコルチゾールというホルモンが分泌され、自律神経が交感神経優位に切り替わることで、

「さあ、今日もがんばろう」という体の状態になるわけです。

この体内時計は、現代の生活にあっては狂いやすいのです。

無理もありません。

昔は光といえば太陽の光が主な光だったのに、

現代は様々な光が、時間に関係なくあふれているのですから。

そして、様々な刺激、長時間労働、交代勤務。

いわば、慢性的な時差ボケ状態

森下先生は、この概日リズム障害に陥った患者さんを診ていると、一日中取れない眠気とともに、

食欲がおさまらずに体重がどんどん増えていくという現象によく出くわすのだそうです。

なぜなら、視交叉上核の近くに満腹中枢があり、

体内時計の狂いによる影響が、満腹中枢を活発にするホルモンを減らしてしまうからなのです。

睡眠のリズム、体内時計を整えることは、

実は、ダイエットのために、とても重要なことだったんですね。





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執筆者紹介

しゅういち

牧師をしています。聖書や沢山の人との出会いを通して教えられ、気づいたことを、分かちあっています。

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