電話がかかってきて、急に結婚式の司式
それもいまから1時間後に式が始まるという結婚式。
頼まれていた牧師さんとホテル側の日程調整にミスがあって、その日牧師さんは遠くに出
時間になっても、式場に牧師さんがあらわれないので、ホテル側が連絡をして、日程のミ
それで急きょ、わたしのところに電話がきたのでした。
電話を受けながら、「そりゃいくらなんでも無理だ」と思ったけれども、「他に頼める人
電話を切った後、大急ぎで着替えながら、頭の中でイメージトレーニングをして、ホテル
会場に駆け込み、式の係の人から大まかな流れを聞いて、頭に叩き込む。
でも、「本番でわすれたら小声で教えてくださいね」と、一言お願い。
「もし、わたしがこなかったら、どうなっていたんですか」と係の方にきいてみたら「考
30分前に、新郎新婦と顔合わせ。
「大丈夫。緊張しなくていいですよ。神さまの祝福を祈りますからね」と緊張気味の2人
その言葉をその時一番必要としているのは、本当は、わたしだったと思う。
短いリハーサルやこまかい調整を終えたときには、式まであと10分くらいだった。
その間、たびたび心の中で祈る。
この状況を生み出したのは、わたしじゃないんだから。
もう、あとは神さまに委ねます。そう祈ったら平安になった。
式の5分前、そばにいた新郎に話しかける。気さくな好青年。
新婦と出会ったきっかけなどをきき、結婚式の中のメッセージの中におりこんだ。
二人とは、実に短い出会いだったけれども、本当に幸せな家庭を築いてほしい気持ちで、
つい「お互いのために神さまに祈ることを忘れないでください」とメッセージの中で語っ
彼らはクリスチャンではないけれど、この際、お互いのために祈ることに目覚めてほしい
兎にも角にも、式は無事に終わった。
1時間前には、「失敗したらどうしよう」とか、自分のことに心が向いてしまって、不安
そのうち、この2人の新しい歩みに神さまの祝福を願う気持ちに変わって、
不安はどこかにいき、結婚式の間、静かな感動が心をおおった。
この出会いと出来事も、主からのプレゼント。
感謝します。