より良く生きる知恵

安定を求めると、実は危険がやってくる話

投稿日:2018年3月11日 更新日:

Nordseher / Pixabay

あなたは安定を求める人ですか。

つまり「変化」に対して、

否定的な人ですか。

それとも安定するより、

「変化」し続けることに肯定的な人ですか。

「変化」に対して否定的な人は、「変化」を自分の生活を脅かすものと捉えますね。

「変化」によって失われるディメリットだけを見つめるので、

これまで通りであるべきだと考えます。

でも「変化」がもたらすメリットには、あまり関心がないようです。

キーワードは「安心」「安定」です。

現在に耐えがたい不満がないのなら、

昨日と同じ今日を繰り返したい。

それが強い動機、そして目的となります。

なので、無理に変化をもたらす人は、

自分の安寧秩序を壊す、悪を行う存在に見えます。

さて、現代のように変化の激しい時代において、

今までの安寧秩序を求める人の心理状態は、

だんだん暗くなっていく可能性が高いのです。

なぜなら変化をデメリットと受け止めるので、

この社会の変化を、どんどん悪くなっていくように、受け止めるからです。

さらに、変化を意識的にも、無意識的にも遠ざけるので、

さらに変化に適応できなくなっていきます。

それでも変化の波は否応なしに押し寄せてきますから、

結果的に、世の中から徐々に取り残されていくことになります。

そして「昔はよかった」「この先どうなってしまうのか」

という暗い考えを、日々繰り返す人生を歩むことになります。

つまり、皮肉なことですが、

だれよりも安心・安定を大切にしていたからこそ、その安心・安定から遠ざかってしまうのです。

さて、後者は基本的に変化を「前進」「機会」であると捉えます。

その人は、変化によって得られるものにフォーカスします。

ですから、変化を積極的に受け入れ、変化をメリットに転換し、これからの生活に活かしていくか、

変化していく世界で、どのように生きていくか、

楽しむかということを考えます。

そういう人にとって、

今は常に不完全で、

より良きものに向かって、成長していくべきであり、

昨日と同じ今日いうことは、「停滞」と映ります。

ですから、変化を阻もうとする人たちのことを、

改革を阻む保守勢力という、悪と捉えます。

ただ、この人達の明日は、昨日よりだんだん明るくなります。

なぜなら、変化のメリットにフォーカスするので、

変化する社会を肯定的にとらえることができるからです。

ゆえに変化に対して積極的になり、

変化していく生活と、うまく付き合っていこうとするので、

そのための知識やスキルも、自然に身についていきます。

そして変化は、人の成長をうながします。

小さなことでも、常に新しいチャレンジや変化に触れていく人と、

365日代わり映えのしない生活を送りつづける人とでは、

数年後には、大きな差が生まれることでしょう。

その結果

変化を遠ざけて、

毎日同じルーティンワークをしてきた人に比べ、

時代に適応する能力、スキルは圧倒的に高まり、

結果的に、安定、安心も手に入れることになるのです。

変化というものを否定的に見る癖があるのか、

肯定的に見る癖があるのか。

それによって、やがて人生は違ったものになっていくでしょう。

どちらの道も、極端に行き過ぎてはよくなく、

バランスは大切です。

ただ、この世界を作られた創造主は、

常に新しい創造をなさるお方であり、

神に似たものとして作られた人間もまた、

新しい創造の力、クリエイティビティーを備えている命なのですから、

変化に怯えるのではなく、

変化を楽しむものでありたいと思うのです。

神さまが下さった、

一度きりの人生の時間なのですから。

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しゅういち

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