より良く生きる知恵

お金がたくさんあれば自由になれる、というわけでもないのです

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stevepb / Pixabay

もうすこしお金があったら、自由にすきなことができるのに。

そう思いますよね。

こどもは、お金さえ手に入れば、うっとうしい親から離れて、自由な生活ができるとおもうでしょう。

学校なんか行かなくてもお金されあれば、好きなことをして生きていけそうですね。

会社員なら、お金さえあれば、嫌な上司に頭を下げて、嫌な仕事をして、ちょっとくらいの給料をもらう生活から、自由になれる。

お金さえあれば、嫌な人から離れて、自分ひとりで自由な人生を生きることができる。

 

だれもがそう考えるものではないですか。

しかし、この考えは実はまちがっているのです。

 

なぜでしょう。

それは、お金がどんなにあっても、「自由にならない」ことが、この世の中にはたくさんあるからです。

 

その代表は「死」です。「死」はお金があってもなくても、すべての人に等しくやってきます。

どんなお金もちでも、永遠に生きる命を買うことはできません。

 

次に「愛」です。

お金で愛を手に入れようとしても、

お金があるからやってくる人々は、

あなたを愛しているのではなく、

あなたのお金を愛していることは、まちがいありませんね。

 

また「友情」もお金では自由になりません。

お金とは無関係に、あなたを助け、あなたと共にいてくれる「友」でなければ、

本当の友ではないからです。

 

そして「尊敬」もお金では自由に手にいれることはできません。

お金によって手に入れることができるのはあなたへの「尊敬」ではなくて、「へつらい」です。

あなたのお金に興味がある人は、あなたを敬っているふりをします。

お金をもっていれば、むしろあなたのお金を目当てに人が寄ってきます。

そしてむしろあなたの自由を奪ってしまいます。

また、お金はいくらあっても、これで十分とはおもえませんから、

つねにお金が減ることが気になって、心をすり減らすことになりますね。

お金の動きに、心がすっかり縛られ、こころが自由ではなくなってしまいます。

 

 

もちろん、お金が必要ないということではないのです。

ただお金さえあれば、自由になれるという考えは、まちがっているということです。

もしお金さえあれば自由になれるのだとすれば、

いったい年収がいくらあればいいのでしょう。

仕事をしなくても、食べていける年収はいくらですか?

 

それは今の会社にしばられない自由ではあっても、

仕事をしなくてもいい自由ではないですね。

本当に自分がやりたい仕事をして、この世界によい価値をもたらす喜びを味わうのも

自由なことです。

自分はなんのために生きているのかわからないまま、

ただお金と時間だけが与えられ、毎日〃〃、自分の欲望を満たすだけの人生は、

自由ではないですよね。

本当の自由とは、お金によって得られる自由ではなく、

今、お金があってもなくても、しがらみや執着から解放されて、

自分に与えられているものや時間を、

本当に価値あることのために使うことができる、

心の自由のことではないでしょうか。

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執筆者について

執筆者:しゅういち

東京、山形などで牧師をし、現在は東京都小平市の花小金井キリスト教会で牧師をしています。牧師になるまえは、プロの吹奏楽団で仕事をしていました。

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