より良く生きる知恵

働き方改革は、経営者のマインドセットからはじめないとね

投稿日:

Capri23auto / Pixabay

通常国会で審議され、政府が2018年5月には成立させたいとねがっている「働き方」関連法案

そのポイントは

 

■残業時間上限規制
・残業時間の上限を720時間、2〜6ヶ月平均で80時間以下、単月で100時間未満とする。罰則も。

 

■「残業代ゼロ制度」創設
・年収1075万円以下の金融ディーラーや研究開発などの専門職を労働時間規制から外し、残業代や深夜休日の追加賃金を支払わない

 

■同一労働同一賃金
非正規の待遇改善を図る「同一労働同一賃金」を推進し、給与や賞与などで正社員との不合理な相違をなくす

 

 

ということです。

さてそもそも、月に100時間では、過労死ラインを超えている、という批判もありますし、

残業しないと生活できない低賃金がなんとなならなければ、結局残業はなくならないだろうし、

 

「残業代ゼロ制度」は、むしろ長時間労働への道を開いているし、

 

「同一労働同一賃金」という一見平等に思える言い方も、

本当にそれを実現するためには、

 

「正規雇用労働者の給与切り下げも視野に入れた給与制度の見直し」もセット

 

で考えなければ無理だということになれば、

 

結局は、正社員を非正規社員のレベルに下げる「方便」だったのね、ということにもなりかねないですね。

 

 

 

さてわたしは、そもそも国がこういうことを言い出す前に、

経営者の考え方、マインドセットこそが、重要だとおもうのです。

社員を、人として尊重するとき、奴隷のように酷使などできないでしょう。

社員に対する愛が冷えれば、企業の生み出すものの質や価値も落ちこみ、業績が下がって、人への愛がさらに冷える。

このネガティブスパイラルを引き起こすのも、とめるのも、

経営者の「考え方」マインドセットが非常に重要だとおもうのです。

-より良く生きる知恵

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

世の「夫」必見 映画「今度は愛妻家」

最近、アマゾンプライムで観た映画。 「今度は愛妻家」2009年の作品です。 もとは演劇の作品だったものを、映画化したそうですね。 ほとんどの場面が家の中の出来事なので、劇場向きだと思いました。 それだ …

あなたの本当の魅力を引き出すには

Lazare / Pixabay   今、あなたは自然体ですか。 本当の自分をいきていますか? 「本当の自分ってなんだろう」と、自分でもわからなくなっているかもしれませんね。 この世から聞こ …

会話が苦手でも大丈夫!初対面の人と気楽に話す為のコツ

OpenClipart-Vectors / Pixabay 自分は初対面の人とは天気の話をしたらもう話題がない、会話の苦手な人間だと思っていませんか。 沈黙が怖くて、なかなか自分から話しかけられなかっ …

「終わった人」にならないために

Pavlofox / Pixabay 知り合いから勧められて、映画「終わった人」を観ました。 東大卒のエリートで仕事一筋だった主人公が、会社を退職した途端に、時間を持て余し、 公園、図書館、スポーツジ …

矢沢永吉は、成功することとハッピーはちがうといいました。

vborodinova / Pixabay2018年の元日の朝日新聞の朝刊一面に、矢沢永吉のインタビューが載っていました。 年末の武道館で、満杯の観客を前に矢沢さんはこう言いました。 「一瞬のハッピー …