やさしいキリスト教入門

豊かになるのに、お金はいらない

投稿日:2018年7月17日 更新日:

ronymichaud / Pixabay

心が渇いていたり、満たされていなかったりすると、

人は「なにかをしなければならない」と、行動至上主義になったり、

お金をつかって、ものを手に入れたり、刺激を手に入れようとするものです。

そうやって、時間とお金を浪費していく原因の根底には、

「心の渇き」があるのです。

ある人は、異性によってその「心の渇き」を満たそうと、依存したりします。

自分が大切にされたり、愛されていると感じる経験が、一瞬「心の渇き」を癒やしてくれるからです。

しかし、時間が立つと、「心は渇き」始めてしまうのです。

イライラしたり、不安を感じるのも、「心の渇き」がその理由になっている場合があります。

つねに欠乏感を感じているので、表情も険しくなりがちです。

お酒やドラッグによって、一時的に欠乏感を埋めようとすれば、依存症の苦しみがまっています。

人は、神にしか埋めることのできない心の穴が開いていると、パスカルは言いました。

命を与え、愛し続けてくださっている、天の神に心を向けることが、「心の渇き」を満たす、命の水なのです。

また、イエス・キリストは、こういうことを言いました。

「人はパンのみによって生きるのではなく、神の口から出る一つひとつの言葉によって生きる」

お金などいらない、この「いのちのパン」によって、

お金では手に入らない、心の充足感、心の喜び、平安を人は手に入れることができるのです。

-やさしいキリスト教入門

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