反対に体の不調もまた、心理的なストレスの原因になりますから、
心と体は切っても切れない関係にあるのです。
そして心理的なストレスは、ほとんど人間関係によってもたらされています。
ですから、家族や友人、会社などの身近な人との関係が、体の健康にも大きな影響を与えているわけですね。
そう考えると、健康食品やサプリメントに高いお金を払うよりも、
身近な人との良好な関係作りのためにお金を使ったほうが、体の健康にもいいわけです。
また、誰かのために何かをしてあげると、「幸せホルモン」と言われるオキシトシンが分泌されるといわれます。
人間は誰かのために生きることで、「幸せ」を感じるように、神様によって造られているわけですね。
その神様の摂理から離れて、自分の快適さにしか関心のない利己的な生き方を追求すると、
むしろ、人との関係が悪化し、ストレスまみれになって、自分の健康を失っていくという悪循環に陥ってしまうものです。
そして、ストレスの原因を相手のせいにしたり、状況のせいにするなら、なにもかえられないどころか、むしろストレスはどんどん増えていきます。
ストレスを感じ、怒りを溜め込んでいるのは、ほかでもない、自分自身なのですから。
誰かのために生きるように造られている、神様の摂理に立ち戻ることが、この悪循環から抜け出す道です。