心と体の健康について 心の弱さを感じる時

「ぼんやりする」

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「ぼんやりしているのは人間にとって非常に大切な時間である。単に漠然と言っているわけではなく、この間に、本人はどの程度意識しているか分からないが、必ず貯えられているものがある」
     (串田孫一 詩人・哲学者)

 最近「ぼんやり」したのはいつでしたか?

 なにか有意義なことをしていないと、人生を無駄にしてしまっているのではないかと、あせったり、いらいらしたり、不安になったりしてはいませんか。

 イエスキリストは聖書の中で

「空の鳥をみてみなさい。働いてなどいないのに、神さまはちゃんと養っている。野の花も、誰も見ていないのに、あんなに美しく咲いている。あなたはそのままで素晴らしい人なのだよ」ということをいわれました。

ホッとしますよね。

 ただ「ぼんやり」となにもしない時も、きっと神さまが何かを蓄えてくださる大切な時間。

 秋晴れの空を見上げ、風に流れる雲を見つめたり、カフェでコーヒーを味わう。「ぼんやり」できる喜びを、しみじみ感じたいものですね。

-心と体の健康について, 心の弱さを感じる時

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