心の弱さを感じる時

自分を傷つけた親も、その親に傷つけられてきた

投稿日:2018年1月5日 更新日:

Free-Photos / Pixabay

わたしは若いころ、親の態度や言葉に傷つくこともあり、自分や他人を心の中で責めることの多い時期がありました。最近、それに関連した、このような言葉と出会いました。

「心を傷つけられた子は、多くの場合、罪意識を持つようになります。成長するにつれ、抱え込んでいる罪の意識から解放されようと、自分よりもさらに弱い者、幼い者の失敗を責め、彼らが罪の意識を持つように追い込むことで、世代から世代へと罪の意識が引き継がれていきます」

(ジャン・ヴァニエ)

 

親の態度や言葉の背後には、彼ら自身も子どものときに親から受けた傷があった。

そのことに気付き、理解し、ゆるすとき、人は過去の束縛から解き放たれ始めるのでしょう。

自分も親も、愛において不完全な人間。

決して変わることのない完全な愛を、人は持ち合わせていない。

それでも人は、この自分をそのありのままで認め、受け入れ、愛してくれる存在を求めているのです。

「あなたがたの天の父は、あなたがたの必要を知っていてくださる」と語る聖書が、

数千年もの間、全世界で読まれ続けている理由は、

きっとここにあるのでしょう。

-心の弱さを感じる時

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執筆者紹介

しゅういち

牧師を20年以上しています。哲学、神学、心理学、カウンセリングなどの学びと、沢山の人との出会いを通して学んだことのエッセンスをお伝えします。

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