私達は微生物に満ち溢れた環境の中で生きています。
呼吸する大気中にも、食べるものの中にも、飲む水の中にも微生物がいます。
私たちの肌にさえ微生物は住んでいるのです。
その多くが病気の原因となり、薬の効かない超細菌になったものもいます。
たが幸いなことに自然は私たちにこうした有害な厄介者の攻撃から身を守るのに、役立つ様々な薬用植物を与えてくれています。
ココナッツもその一つです。
ココナッツオイルの最も驚異的な点の一つが、感染症に効く、ということなのです。
ココナッツオイルを食べると、体はその独特な脂肪酸を変容させて、病原菌として最も名高い微生物すらやっつけることができる、強力な抗微生物作用を持つ物質にするのです。
ココナッツから派生するこの救命物質には、超細菌さえかなわないのです。
つまりココナッツオイルは、その独特の特徴のおかげで、 天然の抗菌、抗ウイルス、抗真菌、抗原虫効果を持つ食べ物なのです。
ココナッツオイルの抗微生物作用は独特の中鎖脂肪酸組織からくるものです。
研究者たちは現在、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸を使って、抗微生物作用を持つ濃縮健康補助食品や薬剤を開発中です。
インフルエンザから、エイズなどの生命に関わるものまで、ココナッツオイルが治療と予防に効力を発揮する感染症の多種多様さはまさに驚異的です。
ココナッツオイルが細菌退治にそれほど効果的なのは、脂肪酸を含んでいるからですが、それは病気の原因となる微生物にとっては致命的でも人間には無害なのです。
人間の母乳やその他の哺乳類の乳には、少量の中鎖脂肪酸が含まれています。母乳は含まれている中鎖脂肪酸によって、まだ免疫系が発達途上にあり生涯で最も無防備な時期の赤ちゃんを、有害な細菌から守っているのです。
そして新生児にとって安全なものなら私たちにとっても安全です。自然は私たちに栄養を与え、感染症から守るために中鎖脂肪酸をくださったのでしょう。
日常の食事にココナッツオイルを加えるだけで、多種多様な感染症からあなたを守ってくれるかもしれません。
インフルエンザにかかったと感じたらココナッツの実を干したものを食べたり、 ココナッツオイルを使って調理したものを食べれば感染をやっつけることができるかもしれません。
あなたに子供がいるならば小児期の疾病から子供を守る良い方法となるでしょう。口の中のを清潔に保つことと並んでココナッツオイルを取れば子供の歯を虫歯や歯周病から守るのに役立つかもしれないのです。