心配事という考え方の癖
あなたは今、何か心配事があるので、この記事を読んでくださっているのだと思います。
心配事とは、未来に起こるかもしれないことを、今、先取りして、不安を感じている状態です。
基本的には「このままいくと、どうなってしまうのだろう」と考えて、
自分が体験したくないことが未来に起こることを想像している状態といえます。
たとえば体の調子が悪く、医者から不安なことを言われたなら、
「これからどんどん悪くなっていくのではないか」
「苦しくなっていくのではないか」
そういう状態を頭のなかで繰り返し想像してしまうわけです。
- 仕事に関する心配事
- 子育てに関する心配事
- 親の介護に関する心配事
それはみんな、「今の状態のままなら、どうなってしまうのだろう」と考える癖が、心配事が頭から離れない状態を生み出していくわけですね。
それは、まだなにも起こっていないのに、それが起こっているかのように考える癖のために、今、疲れ切ってしまう状態ということです。
人間は1秒先のことさえも、わかりませんね。
今日、どういう出来事が、出会いがおこるか、だれもわかりません。
考えもしなかった、良い出来事や出会いが、今日これから起こるかもしれないのです。
どうせ未来のことを考える「癖」があるなら、むしろ「良いことがきっとあるに違いない」と考えて、ワクワクしたほうがいいでしょう。
「一寸先は闇」ということわざがありますけれども、
「一寸先は光」と考えたほうが、人生は明るくなります。
いずれにしろ、これは考え方の「癖」の問題なのです。
そして人は自分が考えていることを、自分に引き寄せてしまいやすいといえます。
ですから、この「癖」に気づいて、「大丈夫。きっと良くなる」と考える癖をつけましょう。
散歩をしましょう
心配事を、心のなかで繰り返し考え続けている状態から自由になるために、
時間をとって、散歩してみましょう。
少しでも日常から離れる時間をとること。
そしてゆっくりとあるきながら、周りの景色をじっくりと見るのです。
そこには、様々な人々の生活があるでしょう。植物や生き物が生きているでしょう。
空には鳥が飛んでいるでしょう。
どの命も、それぞれに与えられた場所で、与えられた命を、生きていることに、気づくでしょう。
自分だけが、この世界のなかで一人悩んでいるのでもないし、
自分が知らないところで、数え切れないほどの命が、人生が、
今日も、生かされていることに、心を向けるのです。
今、この瞬間に、心を向けるのです。
そして、今、生かされていることに感謝するのです。
今、この瞬間しか、人は生きることができないのです。
その今、この瞬間という時間のありがたさに、心を向ける「癖」をつけるのです。
それが心配事が頭から離れないストレスから、解放されるための
有効な処方箋です。
もし、ストレスで交感神経が緊張し続けて、寝不足が続くようなら、
このハーブティを試してみてくださいね