ハーバード大の研究で、1992〜2012年にかけて74,534人の女性に行われた健康調査のデータがあります。※女性の間での宗教奉仕出席と死亡率の関連
4年に1回ごとに、全員に「一カ月にどれだけ教会に行ってますか?」と尋ね、その後の死亡率とくらべたものです。
そして、年齢や喫煙、飲酒、BMI、収入といった要素の影響を取り除いたところ、
毎週礼拝に参加した女性は、まったく教会に行かない女性にくらべて、その後16年間の死亡率が33%も減っています!
また、4年以上にわたって定期的に教会に通った場合、死亡率はさらに45%まで減るという結果だったそうです。
死亡率33%~45パーセント減少って、すごくないですか?
宗教を信じること自体が、その人に生きる力を与えることと、
教会に行くということで、神さまを信じる人と人との交流にも、その力があると思うのです。
今、地域社会や家族関係さえ、崩壊しつつあり、孤独に生きる人が増えている時代。
他人と出会い、心を開いて語り合うような場所は、どんどんなくなっています。
人は、小さい頃から、人から沢山傷つけられた経験があったり、
そんなギスギスした職場や学校や家庭の人間関係に疲れていたりして、
普段は、自分が傷つかないように、本当の自分を偽って、仮面をかぶっていたり、
自分を強く大きく見せようと、頑張っていたりするでしょう。
しかし本当は、人間はみな弱く、愛し合い、支え合う関係が必要なのです。
さて、教会の礼拝は、そこに集められた一人ひとりが、
聖書を通して語られる、神に愛されているというメッセージに安心して、
一緒に神さまの子に立ち戻って、喜び合う祝宴です。
おなじ趣味や、仕事の話題がなければ、一緒にいられない集まりではなく、
どんな人も、同じように神さまに愛されている人として、喜び合う祝宴なので、
そこに集められた人々は、どんな背景の人も
一緒に安心して心を開いて喜び合う交わりが実現するし、
逆を言えば、そういう素敵な交わりが実現しているなら、
目に見えない神さまの愛は、そこに現れているわけです。
この愛と喜びをわかちあう関係は、
いきる力を回復させて、死亡率さえ下げてしまうのですね。