彼女は日本人の母とハイチ系アメリカ人の父のもと、大阪で生まれ、4歳の時に父の仕事でアメリカに移住。
テニスプレーヤーとしての選手登録の国籍は日本です。
9月13日、テニストーナメント出場のために日本に帰国した大阪なおみ選手は、記者会見のなかでこのような質問を受けました。
「古い日本人像を見直す報道があるが、自身のアイデンティティーは?」
この質問に彼女は不思議そうに「それは質問ですか?」「・・・私は私だと思っている。育てられたとおりになってきている」と答えたのでした。
その人を、その人としてまっすぐ見ようとしないまま「生まれは?」「学歴は?」「仕事は?」「宗教は?」とその人の外側にしか目を向けないことがあります。
しかし人は何も持たずにこの世に生まれ、しばらくはこの世でなにかを手に入れて、やがて何も持たずに天に帰っていくのです。
大切なのは、この世でひととき身につけた外側のものではなく、
ほかにはいない私が私として、私らしく生きられるように、
いのちを与えた神を信じ、繋がり、導かれて生きることなのです。