ハーブは何故からだにいいのでしょう
化学調味料や人工甘味料など、不自然なものを毎日口にしている現代人。
現代人がイライラしていたり、鬱の人が多いことも、毎日の食べ物と無関係ではないのではないでしょうか。
自然のものに触れる機会を増やすなら、緊張は休まり、もっと穏やかに生きられる人が増えるようにも思います。
ハーブという薬草には、ローズヒップやカモミール、ラベンダーなどがありますが、
薬草は何故、私たちのこころやからだを整える力があるのか、ご存知でしたか?
◎植物が自分の身を守るために作り出すのが、フィトケミカル成分
植物は、自分が食べられないように、自分の身を守ったり、細胞の酸化を防ぐ成分、虫の嫌いな香りや、菌に抗う成分などを作っているのです。
それをフィトケミカル成分と呼びます。天然の植物化学物質です。
その力が特に強いもの、そして人間に役立つ薬草をハーブと呼びます。
実に、太古の昔から世界中で心身の健康や美容に役立てられてきたのです。
フィトケミカル物質は、ひとつの植物に何百何千と含まれています。そして、有機的に働いて、人間をはじめとする動物の健康も保ってくれるのです。
西洋の医学や薬とは違い、多種多様な成分が含まれているハーブは、多方面に作用します。
例えば胃腸を整えながら、心も安定させたり、肌の調子を整えることもできるのです。
また多種多様な成分が少量ずつ含まれているので、比較的副作用もないことも、ありがたいことです。
◎ハーブの主な働き
ハーブの効能は、それぞれの植物により違います。主な働きには以下のものがあります。
・優れた抗酸化作用
紫外線や酸素による酸化を防ぐためにフラボノイドやアントシアニン、ポリフェノールなどの優れた抗酸化成分を含んでいます。
酸化=老化ですので、抗酸化作用の高いハーブはアンチエイジングの働きも高いと言えます。
・デトックス
優れた利尿作用や発汗作用のあるハーブも多く、デトックスにハーブティーは最適です。
・植物美容
ハーブの成分によって、内側から肌が美しくなります。ハーブから作られた製品(アロマオイルや植物オイルなど)をスキンケアに使うこともできます。
・栄養素の補給
フィトケミカル成分はもちろん、各種ビタミンや各種ミネラルが多く含まれています。ハーブティーを飲み、ハーブを料理で食べることで、栄養補給ができます。
・自然治癒力のサポート
さらに、心地よい香りが自律神経によい刺激を与えることが知られていて、人間に元々備わっている自然治癒力の働きをハーブはサポートします。
たかがハーブティ、されどハーブティ。
長期的に体を自然なリズムに整えていくための、「知恵」として
今後ますます注目されていくことでしょうね。