心の弱さを感じる時

なぜあの人は意地悪をするのでしょう

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Flachovatereza / Pixabay

「なぜ、あの人は意地悪をするのだろう」

「どうしてわたしは、意地悪をしてしまうのだろう」

なぜだとおもいますか?

それは、「自分のことがきらい」だからです。

意地悪をする人は、自分のことが嫌いだから、人に意地悪をするのです。

自分は「だめな人間」と心の底で思い込んでいるので、

その自己嫌悪を紛らわせて、自分は価値があると思いたいからこそ、

人に意地悪をしてしまうのです。

利己的な人、自分勝手で自己中心に見える人も、

実は「自分のことがきらい」なので、

自分には価値があると、慰めたくて、自分のことばかりを考えるのです。

利己的な人とは、「自分が嫌いな人」なのです。

ではナルシストはどうなのでしょう。

「自分が大好き」なのではないでしょうか。

でも、よく考えてみてほしいのです。

本当に自分が好きな人は、ナルシストになるでしょうか?

むしろ、本当は自分のことが嫌いで劣等感があるので、

「自分が大好き」という振る舞いをして、自分を慰めているのではないでしょうか?

本人が気づいていてもいなくても、

意地悪な人、利己的な人、ナルシストは、実は「自分のことが嫌いな人たち」

さらに、実は誰かのために何かをする人のなかにも、自分のことが嫌いな人がいます。

だれかに何かをしてあげることで、「だめな自分」ではないことを、認めたいという動機がある人です。

意地悪、自己中心、ナルシスト、利他主義という、不自然な状態から解放されて、

活き活きとした人生を送るためには、どうしたらいいのでしょう。

それは実に簡単なんことです。

「そのままの自分を、ただ好きになればいい」のです。

 

 



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