わたしは今50代です。
高校を出て、すぐに公務員として13年働きました。
そして、事情で、次の仕事も決めないままに、30過ぎて公務員をやめ、アルバイト生活をしたことがあります。
その間、何もしなかったわけではなくて、夜学で神学を学んでいましたので、アルバイト生活を半年ほどしたころに、ある教会から事務として招いていただき、2年間そこで働きました。
そしてまた、別の教会から主事という立場で招かれて3年、そして牧師という立場になって3年働きました。
そして、東北の小さな教会に牧師として招かれ8年半働きました。そしてまた、東京の教会に招かれて牧師をしています。
牧師は、教会に集ってくる人々の献金の中から、生活費を得ています。
小さな教会のときには、集まる献金も少ないのですが、他の教会の人々や、わたしを個人的に応援してくれる沢山の人々が、定期的に支援のお金を送ってくださいました。
妻が働いてくれたこともありますが、沢山の人々が、少しづつ献金という形で支えてくれたので、公務員をやめてから20年以上、生活してこれました。
もし、最初の仕事に100%依存し、それを失ったら生きられないと、心理的に会社にすがっていたなら、今頃どんな人生をいきていただろうかと思います。
会社は絶対の神ではないのですから、なくなることもあるし、すてられることもあるからです。
なんの心とスキルの備えのないままに、失業してしまい、失望しきっていたかもしれません。
しかし、日本のことわざにもあるではないですか「捨てる神あれば、拾う神あり」と。
失業という経験はたしかに痛いことです。なんの備えもないまま、次の仕事がすぐに見つからなければ、とたんに、生活に困ることもあるでしょう。
でも、そこですっかり失望してしまって、自暴自棄になったり、焦ってやってはいけないことに手を出したりするか。
または、「拾う神」を信じて、今、できること、すべきことを見極め、忍耐して、試練のなかを、一歩一歩歩めるか。
どちらのマインドかで、その後の人生は大きく変わっていくでしょう。
これからの時代は、産業の構造も大きく移り変わっていく時代です。ゆえに、人生のなかに転職、失業というリスクも、考えておく必要があるでしょう。
大切なのは、そのときになって考えるのではなく、まず、今から会社に100%依存しない「マインド」を持つことです。
終身雇用制の時代は、もうとっくに終わりました。
会社は、命を救ってくれる神ではないことが、はっきりしたわけです。
ですから、たとえ失業したとしても、次の道が開くように、
「ああ、あんな人がいたな」「あの人にきてほしいな」と知っもらうことは大切です。
常に、有益なことを学びつづけ、発信していくことは、これからの時代に生きる人にとって大切なスキルです。
そして人とつながることも重要です。
特に、金の切れ目は円の切れ目、のような人間関係ではない、信頼関係を大切につくることです。
また、そのような出会いの場を大切にすることです。出会いののなかから、思いもしない働きへと、道が開くことがあるからです。
そしてなによりも「焦らないこと」です。
焦っている状態とは、目の前のことしか見えない状態だからです。
目の前のことしか見えなくなると、人は信頼という、時間をかけて大切にそだてなければならない資産を、目の前のことのために捨ててしまうような、愚かなことをするからです。
焦らないためには、自分は目的をもって地上に命が与えられているのだと信じ、
なんとかなると、楽観的に考え、受けるよりも与えるように、生きていくことです。
焦ったり、悲観的になると、自分のために奪うことばかりを考え、結局自滅します。
ですから、焦らず、忍耐し、楽観的に生きるために、このページにある情報を活用してください。
最後に、命を与えた神の愛を信じる、「信仰」には、
焦らないで忍耐できるようにしてくれる力と
状況がどうであれ、楽観的にいきていくために、心にエネルギーを注いでくれるのです。
ですから今のうちから、教会に通い、「マインド」と「心の力」を養われておくことを、強くお勧めします。
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